コラム

『政府紙幣・無利子国債・贈与税減免緊急提言』

国会NEWS平成21年3月号

      

麻生総理に緊急提言を直談判先日、総理・財務大臣・政調会長を訪ねて我が国経済の建て直しのため、以下の三点を緊急提言致しました。(1)政府紙幣の発行・金融政策の強化、(2)無利子国債の発行、(3)贈与税減免による世代間の資産移転の促進です。これらは、有志の議員で「政府紙幣及び無利子国債の発行を検討する議員連盟」を発足させ、数度に渡って専門家の意見を聴取し、議員間で真摯に議論しまとめた提言です。

保利政調会長に提言要点は以下の通りです。(1)総理と日銀総裁のトップ会談を早急に実施し、政策目標を共有し、日銀の国債買取りの大幅増額とデフレ脱却までの量的緩和措置の実施を提案。通貨・財政規律への信認低下のリスクを踏まえつつ、政府紙幣の発行、或は、日銀の国債直接引き受けを実施し、調達できた財源を新成長分野に活用する。(2)1500兆円を超える我が国の家計金融資産を有効活用し、景気対策の財源確保のため、相続税免除特典付きの無利子国債を発行する。(3)3年間に限り贈与税の基礎控除(110万円)を2500万円まで引き上げる。加えて、住宅費用や教育費用などに当てる場合は、更に上乗せの控除枠を設ける。

景気対策としては、「人・物・お金」それら全てを動かすことが重要です。100年に1度の危機に対応するために大胆な景気刺激策を早急に取り組む必要があります。ご自愛下さい。

与謝野財務大臣に提言