コラム

福田総理大臣に直談判!!

国会NEWS11月号

先日、総理にお招きを受け、官邸で昼食を共にしました。その際、海上自衛隊の海上給油活動に関して総理に進言しました。『野党代表は、国連決議の無い給油活動を違憲と切り捨てている。それでは、日々厳しい任務を行っている隊員達、つらい思いで送り出した家族、今まさに帰りを待っている家族、彼らの気持ちを考えると居たたまれない。総理から「違憲では無い、皆さんは立派なことをやった。国の為、国益の為、そして世界平和に貢献した。胸を張って帰ってきて下さい」と発言して下さい』と。

総理は「おっしゃるとおりです。私も国会で何度も違憲では無い、と言い続けています。隊員が胸を張って帰って来られるように、そして国民の皆様に分かってもらえるように努力します」と答えて頂きました。

野党代表は「国連決議が無ければ、自衛隊を海外に出してはいけない」と言います。国家の主権を正しく理解されていないようです。国連には拒否権を持つ5ヵ国の常任理事国がおり、一ヵ国でも反対すれば決議は成立しません。日本の為に必要だと明白な場合でも何も出来ない場合が起きます。あくまで国連は主権国家の集まりです。日本が何をすべきなのか、決定するのは日本であり、それが主権です。勿論、決議が有った方が望ましいでしょう。だからと言って決議が主権を超えることは有り得ません。日本の針路は日本が決めて行かねばなりません。年末も押し迫っており、お忙しいこととは存じますが、皆様どうぞご自愛下さい。