コラム

真摯に受け止め一層奮起

国会NEWS 9月号

7月29日に行われた参議院選挙は、自民党にとって大変厳しい結果となりました。一方で京都の西田昌司候補は、皆様のご支援により当選をさせて頂きました。年金に始まり、年金に終った様な参院選でしたが、既に今年の通常国会で年金時効撤廃法を成立させ、社会保険庁の解体も決定していました。しかし、それらのことを国民の皆様に十分に伝えられていなかったことは我々が猛省しなければなりません。

この度の選挙結果を真摯に受け止めつつも社保庁解体など改革は続けていかなければなりません。また、政治とカネの問題も一般社会の常識に則り法改正をすべきだと考えています。

8月に召集された臨時国会では、参院の正副議長人事等が行われました。参院議長の座を野党に渡したことは極めて残念です。内閣と衆院を与党が、参院は野党が第一党となり政治学用語で言えば「分断政府」となってしまいました。日本の政治は、まだ誰も経験をしたことのない前人未踏の領域に入ったと言えます。参院第一党の野党にも重い責任があり、従来のように無責任な政策を掲げることは出来ないでしょう。与党と野党との政策を真っ向から競う新たな民主主義の幕開けを迎えます。

内閣改造で人心も一新されましたが、国民の皆様のお声に耳を傾け、一から出直す気持ちでいなければ、いずれ政権も立ち行かなくなるでしょう。そうならないためにも私は、与えられた立場で一層の奮起をお誓い申し上げます。ご自愛下さい。